料理用温度計(中心温度計)の選び方|測り方とおすすめ3機種

*この記事にはアフィリエイト広告が含まれています。

焼き色はおいしそうについているのに、中まで焼けているか自信がない。お肉や揚げ物を作っていると、そんなことがありませんか。

そんなときに頼りになるのが、料理用温度計の中でも、食べ物の中心の温度を測る「中心温度計」です。私が以前働いていた大量調理の現場でも、火を通した料理は、見た目だけで判断せず、中心の温度を測って確かめるのが習慣でした。

この記事では、現場で温度計をどんなふうに使っていたか、選ぶときに見るポイント、そして5つの機種を見比べて3つに絞った理由をお話しします。

なお、私が実際に使ったことがあるのは現場の温度計で、ここで紹介する機種は、仕様を見て感じたことを書いています。

ちなみにハンバーグの中心温度の目安と焼き方の記事も書いていますのでよろしかったらこちらも。→ハンバーグの記事

温度計には、どんな種類がある?

温度計には、針やメモリで読む「アナログ式」と、数字で表示する「デジタル式」があります。

私が家で持っているのは、アナログ式です。針が回るダイヤルのタイプで、鍋にクリップで留めて使います。茶碗蒸しを試したときには、蒸し器代わりの寸胴鍋の中の温度を、これで見ていました。お湯や油の温度を、だいたい知りたいときには、これで十分です。

アナログの温度計
アナログの温度計

ただ、目盛が5℃ずつや写真のように10℃ずつなので、「75℃に届いたか」を見分けるのには少しアバウトになります。針が75℃と80℃の間にあっても、74℃なのか76℃なのかは、読み取れません。

現場で使っていたのは、デジタル式でした。数字で温度が出るので、読み間違えにくく、表示を固定するホールド機能もありました。また、アナログタイプの物より先が細いので、食品の中心温度を測るために刺しやすくなっています。

現場ではこう使っていました

現場で使っていたのは簡単なデジタル温度計で、ついている機能は、表示を固定するホールドと、自動で電源が切れる自動オフくらいでした。ホールドは、私はほとんど使いませんでしたが、熱いところから離して数字を見たいときや、湯気で曇ってよく見えない時などはあると便利な機能だと思います。

防水ではなかったので、洗うのは先の部分だけでしたが、気になるときは洗いの他にアルコールスプレーで拭くこともしていました。マグネットが付いているものがほとんどだったので、使わないときは、冷蔵庫やスチコンなどのそばに付けておきました。すぐ手に取れる場所にあると、測るのが面倒になりません。

測るのは、食べ物の一番厚い部分の中心です。同じ食べ物でも薄いところと厚いところがあり、火が入るのが遅いのは厚いところだからです。厚いところは火が通りにくいので、まずそこを確認します。ただし、加熱むらがあることもあるので、必要に応じて場所を変えて測ります。

針を刺すと、数字が上がっていきます。ある程度温度が上がっているものは、数字がパーッと上がっていきます。まだ加熱が足りないものは、ゆっくり上がっていって、足りなければ途中で止まってしまいます。数字の上がり方を見るだけでも、「まだだな」と分かります。

中心温度計の測り方のポイント

測り方はむずかしくありませんが、いくつか気をつけたいことがあります。

  1. 一番厚い部分の中心に刺します。 厚いところは火の入りに時間がかかるので、75℃以上に達していないかもしれないからです。厚いところと薄いところの両方を刺してみると違いが判るので一度試してみてもいいかもしれませんね。
  2. 針の先が、骨や鍋に当たらないようにします。 鍋底などは温度が高いので測りたい物の温度より高くなってしまうことがあります。先端は食品の中心に留まるように測りましょう。説明書にも、骨や脂の多い部分に当たると、正確に測れないことがあると書かれていますので、うまく刺せていなかったと思ったら、もう一度測り直せば大丈夫です。
  3. 数字が落ち着くまで待ちます。 上がっている途中の数字ではなく、確実に75℃以上もしくは76℃以上になっていることを確かめます。刺す場所によって、思った以上に温度が上がらないこともあるので、その時はもう一度加熱しましょう。
  4. 薄いものや細いものは、測りにくいです。 魚の腹のあたりは薄く、エビ天などは細いので針を刺せる場所が小さくうまく測れないこともあります。そんな時は出来るだけ太いところを選び、先端を中心に持っていきましょう。
  5. 測るときだけ刺します。 ついやってしまいがちですが、調理中に刺したままにしたり、火のそばに置きっぱなしにしたりしないようにしましょう。

中心温度計を選ぶポイント

中心温度計を選ぶときに、私が見るポイントをお伝えします。

① 表示単位と精度は、別のもの

温度計の商品情報に**表示温度**と**測定精度**と言うものがあります。

表示温度とはデジタルの数字がどのように表示されるかと言うこと。例えば「74.8℃」のように0.1の単位まで表示しますということ。

測定精度とは温度計が出す数字が、本当の温度から、どれくらいずれる可能性があるかを表したものです。「±1℃」と書いてあれば、プラスマイナス1℃までのずれは、ありえるということです。たとえば、数字が75℃と出たとき、精度が±0.5℃なら、74.5〜75.5℃のどこかで、精度が±1℃なら、本当の温度は、74〜76℃のどこかということです。

今まで温度計の表示が0.1℃単位だと、細かく測れる気がして、0.1℃表示は当たり前に欲しい機能だと思っていました。しかし表示が細かいことと、数字が正確なことは別の話なのですね。

たとえば、表示は0.1℃単位でも、誤差が±1℃の機種があります。75℃と表示されても、実際は74℃かもしれない、ということです。ですので「75℃以上」を確かめたいなら、76℃を目指した方が精度面からみると良さそうです。測定精度が±0.5℃なら、±1℃の温度計より誤差が小さく、実際の温度により近い数値を測れる。中心温度をしっかり確認したいときには、精度の高さは大きな安心材料の一つになるのですね。

② 針の細さ

食べ物に刺すので、針が太いと結構その後の穴が目立ちます。人様に出す料理には、出来れば穴を開けたくありません。ですので先にも述べたようにアナログ温度計のような太さより、先が細くなっているものを選ぶと、見た目も気になりにくくなります。

③ 反応速度

針を刺してから、数字が落ち着くまでの速さです。速い機種は、待つ時間が短くてすみます。針が細いほど、温度が針に伝わりやすいので、速く測れるとメーカーも説明しています。

仕様の表には、「約1秒」「約3秒」のように書かれていますが、測り方は会社によって違いますので、数字はあくまで目安として判断した方がいいでしょう。

④ 洗いやすさ

現場で使っていた温度計は、防水ではなかったので、洗うのは先の部分だけでした。それでも困りませんでしたが、防水のものなら全体を洗えるので衛生的ですし、肉汁や煮汁が付いてしまっても安心です。

⑤ しまいやすさと置き場所

マグネットが付いていると、冷蔵庫などに付けておけて、すぐ手に取れスピーディに動けます。折りたたみ式なら、針を畳んで収納できるので衛生的ですし、キャップの付け外しがいりません。私はいつもキャップをなくさないようにと思ってもたもたしてしまいます。

⑥ 自動オフ

調理に熱中していると電源を切るところまで気が回らないこともあります。使い終わったあと、自動で電源が切れる機能は、電池を長持ちさせてくれてありがたいです。切れるまでの時間は、機種によって違います。長い方がいいか短い方がいいかは、その時の作業によると思うのでどちらが良いとは言えません。ただこの後ご紹介する機種に、短い時間で切れるけど手に取ると自動でつくタイプなんてものもあるようです。

⑦ ホールドなどの機能

ホールドは、あると安心という方もいると思います。私は現場でほとんど使いませんでしたが、気になる方は、付いているかを見ておくといいと思います。このほかに、設定した温度になるとアラームで知らせてくれる機種や、タイマー付きの機種もあるようです。

5機種を見比べて、3つに絞りました

家で使うなら、どれがいいのか。気になった5つの機種を、仕様を見ながら並べてみました。

機種表示単位精度防水折りたたみマグネットホールド
TempPro TP19H0.1℃±0.5℃IP65○○○(5秒間固定のロック)
ドリテック O-2801℃±1℃IPX7×○○
OHM COK-Z200W0.1℃±1℃手洗いのみ○—○
タニタ TT-5830.1℃±1℃IPX2(防滴)×○○
貝印 DH8133——水洗い不可—○—

※精度は、75℃を測る温度帯のものです。「—」は、メーカーや販売ページの仕様に、記載が見つからなかったものです。

並べてみると、どれも基本の機能はそろっています。そこで、今回は、特徴の違いがはっきりしているものを3つ選びました。

  • TempPro(旧ThermoPro)TP19H: 精度を重視する人に
  • ドリテック O-280: 針が細く、洗いやすい
  • OHM COK-Z200W: アラームとタイマーで、待たなくていい

次は、この3機種を、ひとつずつ見ていきます。

TempPro(旧ThermoPro)TP19H|精度を重視する人に

ほぼ全部の機能がそろっている、という印象の1台です。説明書や仕様を見て、私が感じたことをお伝えします。

精度は±0.5℃で、表示は0.1℃単位です。誤差が小さいので、「75℃に届いたか」を確かめたいときに安心です。数字がずれたかなと思ったときに、氷水で直せる補正機能もついています。

折りたたみ式で、針を引き出すと電源が入り、たたむと切れます。キャップの付け外しがなく、なくす心配もありません。

防水はIP65で、流水で洗えます。ただし、水に浸けたり、食洗機に入れたりはしないよう、説明書にあります。マグネットも付いているので、冷蔵庫などに付けておけば、すぐ手に取れます。ペースメーカーをお使いの方は、磁石を30cmほど離すよう、説明書に書かれているので、気をつけてください。

自動オフは90秒と短めですが、手に取ると自動でつくので、測るたびに長押しする手間はありません。

反応は速く、説明書には、約3秒以内に温度が読み取れるとあります。

そして、見た目がワクワクします。

向いている人は、「精度で選びたい人」「しまいやすさも欲しい人」です。

Amazon.co.jp: TempPro 料理温度計 防水 熱電対 デジタル 折りたたみ式 キッチン 調理用 揚げ物 天ぷら 肉 コーヒー 製菓 パン作り ミルク 離乳食 | 1秒瞬間測定 -50~300℃ ±0.5℃高精度 両利き 発光ディスプレイ ロック・校正機能 水洗い可能 マグネット付き 中心温度計 油温計 食品 TP19(旧ThermoPro) : ホーム&キッチン
Amazon.co.jp: TempPro 料理温度計 防水 熱電対 デジタル 折りたたみ式 キッチン 調理用 揚げ物 天ぷら 肉 コーヒー 製菓 パン作り ミルク 離乳食 | 1秒瞬間測定 -50~…

ThermoProは、TempProというブランド名に変わりました。今は移行の期間で、ThermoProとTempProのどちらかのロゴの商品が、ランダムで届くそうです。仕様や品質は同じと、Amazonのページに書かれていました。

ドリテック O-280|針が細くて、洗いやすい

いわゆる、一般的なデジタル温度計の形です。その中で、私が一番気に入ったのは、針の先が細くなっているところです。

先ほども言いましたが、針が太いと食べ物に刺したときの穴が、見てわかるくらいに残ってしまいます。この機種の針は直径3mm。先端を細くすることで、温度が伝わるのが速くなるそうです。

防水はIPX7です。水の中に沈めても大丈夫な等級なので、汚れたら、じゃぶじゃぶ洗えます。お肉を測ったあとは洗いたくなるものなので、気楽に洗えるのはうれしいところです。マグネットとフック穴も付いているので、冷蔵庫などに付けておけます。

表示の文字が見やすいのも、気に入りました。ボタンを長押しすると、表示の向きを切り替えられるので、左利きの人でも使いやすそうな機能です。

持ち手になるホルダーも付いています。火元から手を遠ざけて測れるので、蒸気や油はねが、手にあたりにくくなります。

精度は±1℃、表示は1℃単位です。ホールド機能もあり、自動オフは約10分です。

向いている人は、「食べ物に開く穴を気にする人」「洗いやすさを大事にしたい人」です。

Amazon.co.jp: ドリテック 防水クッキング温度計 ホワイト O-280WT : ホーム&キッチン
Amazon.co.jp: ドリテック 防水クッキング温度計 ホワイト O-280WT : ホーム&キッチン

OHM COK-Z200W|待たなくていい、アラームとタイマー付き

3機種の中で、一番ほかと違うのが、この機種です。

温度を設定しておくと、その温度になったときに、アラームで知らせてくれます。食べ物の中心の温度は、65℃、70℃、72℃と、少しずつ上がっていきます。75℃以上を確かめたいときは、その数字が上がっていくのを、じっと待っていなくてはなりません。この機種なら、たとえば76℃に設定しておけば、設定温度に達したことを音で知らせてくれます。数字を追うだけでなく、耳でも確認できるのは便利ですね。

カウントアップとカウントダウンのタイマーも付いています。キッチンには、タイマーがつきものなので、温度計とタイマーが1台で済むのは、一石二鳥です。「75℃で1分以上」の1分をはかるのにも、使えそうです。

折りたたみ式で、使い終わったら針を本体に収納できます。精度は±1℃、表示は0.1℃単位で、ホールド機能もあります。自動オフは約10分です。

防水とは書かれていないので、現場でやっていたように、洗うのは先の部分だけにします。マグネットは、付いていないようです。

向いている人は、「待つ時間を減らしたい人」「タイマーも1台で済ませたい人」です。

Amazon.co.jp: オーム(OHM)オーム電機 クッキング温度計 折りたたみ式 COK-Z200W 08-1278 OHM : ホーム&キッチン
Amazon.co.jp: オーム(OHM)オーム電機 クッキング温度計 折りたたみ式 COK-Z200W 08-1278 OHM : ホーム&キッチン

迷ったら、どれを選ぶ?

3つとも、料理の中心温度を確認するための温度計です。それぞれに使いやすさや機能の違いがあるので、自分がどんな料理に使いたいかを考えると、選びやすくなります。

アラームとタイマーで選ぶなら、OHM COK-Z200W

私も最初は、日本の会社の製品がいいなと思って、OHMを見ていました。アラームとタイマーが付いているので、数字を見張らなくてすみます。価格もなかなかの魅力商品です。

遊び心で選ぶなら、TempPro(旧ThermoPro)TP19H

精度は±0.5℃で、折りたたみ式です。BBQなど、屋外で使っている人も多いようなので、キッチンでも屋外でも使えそうです。見た目も楽しそうで、使うのがワクワクしそうです。

先端の細さと洗いやすさで選ぶなら、ドリテック O-280

針が細いので、食べ物に開く穴が小さくてすみます。繊細なお料理をされる方におすすめです。防水(IPX7)で、じゃぶじゃぶ洗えるのも、うれしいところです。

どれを選んでも、「測って確かめる」という安心は、同じように手に入ります。あとは、価格と、好みで選んでみてください。

【まとめ】料理用温度計(中心温度計)の選び方と測り方

中心温度計を選ぶときのポイントと、5機種から絞った3機種をご紹介しました。

  • 中心の温度は、食べ物の一番厚い部分で測る。厚いところが一番、火が入るのが遅いから
  • 表示単位と精度は別のもの。「75℃以上」を確かめるなら、精度も見ておく
  • 針が細いと、食べ物に開く穴が小さくてすむ
  • 洗いやすさ、しまいやすさ、反応速度、自動オフ、ホールドなどは、使い方に合わせて選ぶ
  • 本体は火のそばに置きっぱなしにせず、測るときだけ刺す

迷ったときは、こんなふうに選んでみてください。

  • 価格で選ぶなら: OHM COK-Z200W
  • 遊び心で選ぶなら: TempPro(旧ThermoPro)TP19H
  • 穴と洗いやすさで選ぶなら: ドリテック O-280

どれにも、いいところがあります。私も、3つの中から1つに決めるのは、悩みました。

中まで火が通っているか不安なときは、数字で確かめられると、気持ちが楽になります。この記事が、温度計を選ぶときの、手がかりになればうれしいです。

ハンバーグの中心温度の目安と、焼き方は、こちらの記事にまとめています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

参考資料

✎
この記事は生成AIを活用して制作しています。
内容は運営者が確認・編集したうえで公開しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました