一時マイブームだったウッドスピーカー。
最初にかっこいいと思ったのが浜辺でサーファーが使っていたやつ。
丈が60cmくらいの縦長の物で砂浜にどーんと存在感たっぷりですごく素敵。
サーファーじゃないけど持ってるぜ!作ったぜ!と自慢したくなるやつです。
自分も欲しい!作りたい!といろいろ調べて自分の出来そうなものに挑戦しました。
最初に作ったのは1×4材を簡単に貼り合わせたタブレット用のもの。
次はなんとなくそれっぽく見えるもの。
一応音は大きくなってラウドな気分にはありですね。
でもちょっと音がキンキンする尖った感じがあったのでもう少し研究しました。
そこで出会ったのが "バックロードホーン" の説明の図。
これでやってみよう!と挑戦しました。
ではレシピ。
ウッドスピーカーの作り方
いきなり写真で説明ですが、
図2のようにスピーカーの内側に迷路のように板を入れて、音を反響させるようにしました。
そういう構造にしたかったので板は厚さ1cmほどのパイン材にしました。
四角いブロックの上にスマホをさします。
スマホによっては音の出るところがいろいろあるようですけど、下には大体あると思うので差し込みます。
サイズはスマホの幅ありきで計り、釘等打たずに木工用ボンドで組み合わせただけです。
スマホの差し込み口は糸のこで切り抜きました。
苦労した点は隙間を作らないようにしたということ。
やっぱり音を出口まで反響させながら誘導したいので、出来るだけ漏らしたくありません。
サイズをきちんと図ってきれいに切ってやすりかけて慎重に貼り合わせます。
気になる隙間があったら、木屑の粉と木工用ボンドを練ったものを埋めるようにします。
なかなかずっしりしていて、出来上がりが楽しみです。
バックロードホーンについて
スピーカーの種類というと、ポータブルとか床におけるとか、テレビの前に置くやつとか形を思いますが、構造上で種類があるようです。
スピーカーは音を出す「アンプ」と、音の信号を振動に変換する「ユニット」、それらを収めるための箱状キャビネット「エンクロージャー」で出来ています。
スマホ(アンプ)から出力された音の信号を、バックロードホーン(ユニット)で物理振動に変えて、スピーカーの音の出口(エンクロージャー)から音が出るという感じです。
このバックロードホーンというのはユニットの種類ということです。
他にはコーン型とかリボン型、ドーム型などあります。
バックロードホーン型は図2のような簡単な迷路ではなく、もっと細かく蛇のようにうねうね曲がっています。
入り口は狭く細く短い道が出口に行くにしたがって太く長く。
出力される音の信号の大きさにもよると思いますが、コンサートホールのイメージに似ています。
ステージは周りに反響させる壁があって、客席に向かって広くなっていくような。
音の信号、伝える構造、素材、なかなか奥深く簡単に説明できない世界です。
バックロードホーンの形式は真空管アンプ時代に盛っていたようですので、真空管アンプの特性もアプローチしてみるといいかもしれません。
出来上がりの音は?
優しい~~~~!!
面白いものですね~。
あの1×4材で作ったスピーカーとは全然違いました。
音の大きさはやっぱり伝わりにくさのような籠った感じがありますが、あの尖った角がない。
すごいものですね。
1×4ざいのスピーカーはキャンプとか広いところで使うとすると、このバックロードホーン風スピーカーはデスクでとか、ベッドサイドなんかに向いている感じがします。
ひとつ持っていてもいいと思いますのでお時間あったら是非つくってみてくださーいね!