働くお母さんの味方
最近の物価高で魚の値上げがお肉よりも目立ってきています。
魚は海で切り身で泳いでいると思っているお子さんがいるなんて冗談聞いたことありますが、この際そんなことどうでもいいワイというお母さんの声が聞こえそうです。
丸まるの魚が安くて簡単に食べられるのならそれがいいに決まっているのですが、時代はその方向へは行かないようです。
スーパーのパックに入っている切り身も一切れ200~300円くらいでしょうか。
少し前まで100円で売っていた塩サバも今や倍以上で、昭和の話でもないのに、それくらい遠い昔のことのように感じます。
骨なし魚の冷凍商品、前はそんなに需要があるようには思わなかったのですが、スーパーの切り身とさほど値段が変わらなくなってくると使い勝手の良さが見えてきたような気がします。
そこで扱い方をちょいとレクチャーしたいと思います。
冷凍のままでいて
まず冷凍で買った魚は溶かさずにすぐさま冷凍庫へしまいましょう。
一度溶けてしまうとドリップ(溶けだした水分)と一緒にうまみも逃げてしまい、それをまた冷凍するなんてもはやもはやです。
使うときに溶かすワンチャンだと思ってください。
塩味をつけて焼く
さて例えば具体的に"さばの塩焼き"を作るとします。
スーパーで売っている塩さばや塩鮭は塩分が乗っている状態で売られていますが、冷凍の魚は大体無塩です。
なので塩味をつけるために塩水に漬けます。
ここがみそ!
凍ったままの魚に塩を振って焼いてもいいのですが、塩加減にムラが出てしまったり冷凍魚特有の臭みが残ってしまうので、騙されたと思って是非塩水に漬けてみてください。
塩水は お水1ℓにお塩30g(3%) の塩分濃度です。
半日は漬けておいてよい
バットや深いお皿に凍ったままの魚を入れて、魚が全部隠れるくらい塩水を入れます。
イメージとしては魚が溶けていきながら塩水が身に入っていくという感じ。
冷蔵庫に入れて置いておきますので、溶けて味が付くのに半日はあっていいでしょう。
朝出かける前に塩水に漬ければ、夜ご飯に焼くに丁度いいかな。
あとは普通に焼くだけです。
塩気はほんとにいい塩梅ですので、騙されたと思って是非挑戦してください!
おいしいですよ!
塩分濃度を変えてみてもいい
先ほどはシンプルに塩焼きを例に挙げましたが、もう少し頑張ってお料理するとき、例えば南蛮漬けやおろし煮など魚を揚げてからソースにからめる料理の時はこの塩分濃度を少なくしてつけてもいいと思います。
例えば1000mlの水に15gか20gの塩で塩水を作ります。
そうすると臭みが抜けてほのかな塩味だけが残るので、絡めたソースと合わさっても塩辛くありません。
少しマニアックですかね(^^;
みりん焼きやみそ漬け焼きなどは調味料に漬ければいいので、塩水はやりません。
物価高に負けないでがんばろう!
料理に答えはありません。
かけりゃ良いってもんでもありません。
無きゃ無いなりき、きっといい方法はありますから工夫しておいしく食べよう!
よく使っている骨なし魚です。
さばは特に脂の乗りがよくておいしいですよ。
5袋まとめ買いだと送料が抑えられてかなり経済的に魅力的になります!
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